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The Meadowで出逢う塩〈1〉 ~塩の選び方~
2021.09.09
The Meadowでは、世界各地のさまざまな種類の塩を取り扱っています。多くの種類があるので、その塩の特徴によって塩をカテゴリに分類してあります。世界各地からアメリカへ、そしてアメリカから日本に輸入されたものがほとんどで、国産の塩とはまた違った面白さがあります。塩を選ぶ時の目安にしてみてください。
The Meadowの塩の分類
○フルール・ド・セル
塩田の表面に一番最初にできる塩で、収穫量が少ない。世界各地で珍重されている。
○セル・グリ
フルール・ド・セルを収穫したあとにできる塩。少しゴツゴツとした中粒から大粒の塩。
フルール・ド・セルよりナトリウム以外のミネラルが多く含まれる傾向がある。
○トラディショナルソルト
塩田など、伝統的な製法で作られた塩。
○フレークソルト
海水の表面にできる薄い板状の結晶。サクサクとした食感が楽しめる。
○シオ
日本の伝統的製法で生産された塩。
○ロックソルト
岩塩
○インフューズド
塩にスパイスやハーブをブレンドしたりアロマをプラスして味や香りをつけた塩。
シーズニングソルト、調味塩とも言う。
○スモークド
塩を燻製にかけたもの。
○ライブラリー
日本で塩職人の手によって少量生産されている塩。ルミネ新宿店と日本のECサイトのみの限定品。
まずは3種類揃えてみよう
あまりにたくさんの種類があるので、どんな塩を揃えたらいいのかわからないという声を聞くことがあります。まずおすすめなのが、タイプの違うものを3種類揃えてみること。
パターン別にご紹介します。
パターンA しょっぱさの強弱で3種類
塩のしょっぱさは食塩相当量(塩化ナトリウム)の多い少ないで判断できます。食塩相当量が高い塩(しょっぱい塩)、食塩相当量が低い塩(まろやかな塩)、そしてその中間ぐらいの塩の3つを揃えておくと、塩による食材の味わいの変化がわかりやすくなります。
例)Alaska Pure Sea Salt - Fleur de Sel – Pangashinan Star Sea Salt
※商品名をクリックすると商品ページが開きます。
パターンB 結晶の違うものを3種類
塩の結晶にはいろいろな形があります。たとえばフレークタイプの塩はサクサクとした食感が、粒が細かく小さい塩はするりとした口溶けに、粒が大きい塩はガリガリとした食感が楽しめます。同じ食材につけかけしても、食感に大きな違いがでるので楽しむことができます。
例)Sel Gris Sea Salt – Shinkai Deep Salt – Flake Sea Salt
※商品名をクリックすると商品ページが開きます。
パターンC 基本の塩+色付きの塩+味や香り付きの塩
塩の色は白いだけではありません。美しいピンク色の塩もあれば、茶色の塩もあります。チョコレートの香りや燻製の香りがしたり、まるでトムヤムクンのような味の調味塩もあります。なんにでも使いやすい基本の塩を1種類、それにちょっと面白い塩を2種類用意しておくと、より食事を楽しむことができます。
例)Fleur de Sel – Chocolate Salt – Black Lava
※商品名をクリックすると商品ページが開きます。
ぜひ同じ料理や食材を違う塩で食べ比べてみてください。引き出される食材の味わいの変化に驚くことでしょう。そしてそれは、あなたの食生活をより楽しいものにしてくれます。
執筆:ソルトコーディネーター 青山志穂氏