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The Meadowで出逢う塩〈3〉 ~塩の保存方法~ 

 あなたの手元にあるお塩は、なにかしら運命の導きのような御縁であなたの元にやってきたものです。どんなお塩も生産者さんたちが一生懸命作ったものなので、最後までおしいく使い切りたいもの。でも、気がついたら瓶の中でベタベタになっていたとか、湿気て固まってしまっていたなんてこと、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、塩の上手な保存方法をご紹介します。

一番の大敵は湿気!とにかく密封を

塩はナトリウム、マグネシウム、カリウムやカルシウムを主体としたミネラルの塊です。このうち、マグネシウムが特に水分を抱きかかえやすいミネラルのため、マグネシウムが多い塩は空気中の水分を吸い込んで、湿気てしまいやすくなります。ベタベタになってしまっても腐ったわけではないので、使えるのですが、適切な塩の量が量りづらくなったりと、とても使いにくくなります。塩を買った時の状態で長く保存するためには、とにかく湿気を遮断してあげること。そのためには、塩を長く保存する時には、密封できる容器に移し替えてしっかり蓋をしてあげることが重要です。乾燥剤や乾麺のショートパスタなどを一緒に入れておくと、乾燥状態がより長く続きます。(すぐに使い切る場合は必要ありません)こうするだけで、塩は正常な状態のままでいてくれます。

 

 

塩そのものには賞味期限がない

食べ物はいつか腐敗して食べられなくなってしまうという知識のせいで、塩も腐ると誤解している人がいます。しかし、塩は腐る要素がない無機質(ミネラル)の塊なので、どんなに長く保存しても腐ることはありません。ただし、塩にスパイスやハーブをブレンドしたInfused Salt のような調味塩は、スパイスやハーブに賞味期限があるため、塩にも賞味期限が設定されます。賞味期限前でも、スパイスやハーブは香りが飛んでしまいやすいので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

 

 

もし塩が湿気てしまったら

気をつけていたんだけど、気がついたら塩が湿気てしまっていたという場合でも安心してください。その塩を捨てる必要はありません。もし湿気てしまった時は、手で触れるぐらいの熱さに温めたフライパンの上に薄く広げて、30分くらいかけてじっくりと乾燥させてあげてください。こうすれば、ベタベタになってしまった塩も、さらさらの状態に戻ります。ガチガチに固まってしまった場合には、トンカチなどで叩いて細かく砕いてください。もしこういった復元方法で失敗してしまった場合でも、バスソルトとして使えるので、捨てずにぜひ最後まで活用しましょう。

Infused Salt Smokedなどの調味塩を上記の方法で乾燥させると、ハーブやスパイスの香りがある程度消えてしまいますが、使うことはできます。

 

執筆:ソルトコーディネーター 青山志穂氏